提灯(ちょうちん)のお話

今回は社寺建築とは離れ、 提灯(ちょうちん)の事をご紹介させて頂きます。 提灯とは 岩波国語辞典(第七版 新版)によると 「 照明具の一種。割り竹を骨とし、それに紙や絹をはって風を防ぎ、中に…

浜縁・高欄の改修

御寺院様からご相談頂く内容に、 浜縁や濡れ縁、高欄の修繕があります。   浜縁は向拝の下にあり、階段の最上段の部分。 濡れ縁も浜縁や回廊とも呼ばれたりしますが どちらにしても遮る壁…

建築様式で見る、神社と寺院の違い

日本の伝統建築である「社寺建築」 文字通り「神社」と「寺院」の建築様式の総称ですが、 共に日本で進化した独特の様式美を持ちながら 似て非なる、それぞれの美しさ・特長を持ちます。 寺院の山門、…

寺院屋根の部位名称

伝統建築(寺院・社寺建築)の部位名称 建物には屋根、柱、ドアなど様々な部位がありますが、 寺院や神社に代表される伝統建築においては日常では使わない専門的な部位名も多く使われています。 社寺の…

寺院の内部構造・柱組の名称

伝統建築(寺院・社寺建築)の部位名称 木造伝統建築である社寺には、各部位に細かく名称が付けられています。 建築関係者でなければ普段は気にとめる事のない、内部・柱組の部分名称の中から、主要な物…

曳き舞、曳き屋について

毎日、ご住職様、宮司様と面談させて頂いている中で、 新築・改築ではなく、現在の建物を修復・復元して 蘇らせたい…というご要望を承ります。 神社仏閣の場合、積み重ねてきた長い歴史がありますので…

向拝の新設

本堂の前方階段の上に延びる屋根を 向拝(こうはい)、または御拝(ごはい)とも呼ばれますし、 階段の上になるので階隠(はしかくし)と呼ぶこともあります。 もともとは、宗教建築に向拝は無かったそ…

寺院のバリアフリー対策

日本高齢化社会が進み 65歳以上の高齢者人口は3,392万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は26.7%となりました。(2015年度内閣府発表) もちろん、お檀家様も高齢化が進んでいる…

神社の人口密度

生活に溶け込んでいる、お寺と神社

日本で暮らしていると「宗教」という概念を意識しないほど、仏教・神道というものが生活(文化)に溶け込んでいると感じます。 今回はお寺、神社の数をまとめてみました。 ※集計にあたっては、文化庁が…

寺院の屋根に使われる屋根材

お寺の本堂で良く使用される屋根材について 歴史的背景とあわせて解説いたします。   ■銅板屋根 屋根に初めて銅が使われたのは、天平時代(765年)奈良の西大寺という 記録があります…

門の種類(寺院編)

寺院門の種類 古代の寺院では門と言えば、 南門・南大門を指しましたが、鎌倉寺時代以降に寺院に「山号」が付けられることが一般的になると、 寺院の表門を総称して「山門」と呼ばれるようになりました…

再利用でエコな工事

建築現場というと既存の材料を撤去したり たくさんの残材がでます。 通常は廃棄されますが、 まだまだ丈夫で使えそうな材料は 再利用されることもあります。   下地を再利用するカナメの…

蟇股(かえるまた)

蟇股(かえるまた・蛙股)

  蟇股とは 横木(梁・桁)に設置し、荷重を分散して支えるために、下側が広くなっている部材です。そのシルエットが蛙の股の様に見えることから「蟇股」と呼ばれるようになりました。 本来…

木造建築の天敵 シロアリ

 シロアリを考慮したお寺の造り お寺の多くは木造建築。 木を食べるシロアリには注意しなくてはなりません。 ただ、お寺とは日本の四季にあった、 シロアリも防ぐ造りをしているそうです。 &nbs…

古材の再利用

伊勢神宮の木材 伊勢神宮で、20年に1度行われる「式年遷宮」。 持統天皇4年(690年)より、1300年にもわたり続けられてきた歴史ある儀式です。 20年毎に、社殿を新しく造営し、あらたな社…

七堂伽藍(しちどうがらん)

七堂伽藍とは 伽藍(がらん)とは、本来は梵語の「サンガラーマ」が由来の 僧侶が集まり修行をする場を指す言葉です。 その意味が転じて、僧侶のあつまる寺院敷地内にある堂宇(どうう・【=建物】)群…

自然素材の屋根

神社などでは元々の考え方として、 人の手が加わった材料よりも自然の材料を 使用するのが好まれ、神社建築には瓦屋根よりも 「ひわだ葺き」や「こけら葺き」が多かったと言われます。 また壁も漆喰で…