寺院のバリアフリー対策

日本高齢化社会が進み
65歳以上の高齢者人口は3,392万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は26.7%となりました。(2015年度内閣府発表)

もちろん、お檀家様も高齢化が進んでいることでしょう。
私の卒寿を過ぎた祖父は、現在、車いす生活。
先日、祖母の法要を行った際に菩提寺に参りましたが、
スロープがなく、控え室にあがるのも大人数人での手伝いが必須。
本堂へ向かう廊下も狭く、階段があり、車いすが通れず苦労しました。

親戚の中には、肢体不自由で杖を使用している方もおり、
控えの間が畳だったのですが、
座布団に座ることができないため、特別に椅子を用意して頂きました。

現在は4人に1人が高齢者、20年後には3人に1人が高齢者という時代になってきます。
御寺院としても何かしら対策を検討しているのではないでしょうか。

バリアフリー対策としての例を挙げてみます。

 

【階段】

ご本堂の階段は、参拝客にあがって頂く事が多い事でしょう。
階段の角度が急で危ない場合は、蹴上げ寸法(階段の1段の高さ)を考慮し、登りやすくする工夫ができます。
また、中央にも手すりを取り付けるなど、ご高齢の方にも安全に昇降いただける十分なスペースを確保することができます。

【スロープ・エレベーター】

ご本堂や客殿にあがるためのスロープ、玄関内でのスロープなど
車いすでも問題ないような設計にも対応します。

可動スロープなどもありますので
スペースなど気になる場合でも是非ご相談下さい。

 

【室内の段差解消】

室内の敷居、ドア枠などほんのちょっとの段差がつまづきの原因になったり、
車いすが通れなかったりする原因となります。
段差を無くす工事もありますが、実はホームセンター等でも段差解消グッズが販売されています。
素材も様々で、幅によって変更できますので様々な部位で利用できて便利です。

 

 

【手すり】

玄関や玄関ポーチ、トイレ等は、かがんだり立ち上がったり振り向いたりする動作が必要になります。バランスを保つのに手すりをつけると、このような動作の手助けとなります。
また、廊下への手すり設置も近年増えてきています。

 

 

 

 

【椅子】

法要の際、畳に長時間正座するのは、座るのも一苦労、立つのも一苦労です。
最近では、椅子を導入されるご寺院様が多くなってきています。
内陣も椅子席を導入する御寺院様も増えてきています。

 

【エレベーター・リフト】

車いすの方がそのままご本堂にあがれるように、
リフトの採用をご相談頂く機会が増えています。

 

 

 

【境内近くの優先駐車場】

駐車場が砂利になっていたり、遠い場所にあると不便に感じます。
優先駐車場や境内へ近い駐車場の整備などちょっとした事かもしれませんが、
その心遣いが嬉しいと思って頂けると良いですね。

 

 

 

古き良き時代の風情を残しつつ、時代の変化も取り入れなければなりません。

こんな事で困っている、こんな事できないか?という
小さな疑問・お困り事でも是非お気軽にご相談ください。