銅屋根は雷が落ちやすい!?

 落雷の種類

落雷にはいろいろな種類があります。
その種類によって衝撃や被害は様々ですが、
最も怖いのは、人への直撃や、
火災につながることです。

直撃雷
人や建物など物理的に直接落雷することを言います。
最も大きな衝撃となります。

側撃雷
物に落雷すると、その周りに再放電する雷のことです。
例えば、木の下などに避難すると、木の直撃雷の影響で
巻き込まれてしまう危険もあるので、
よく、木から45度の角度が取れる少し離れた位置に
避難するのが最も安全とも言われます。

誘導雷
送電線などに落雷した場合、電線などを通じて雷の電流が
建物の内部に流れ込み、電化製品などを破壊します。
電化製品も故障してしまうので、コンセントに防護機器などを
取り付けておくことは有効です。

侵入雷
避雷針や近くの電信柱などに落ちた雷が大地に全部逃げずに
電線やケーブルに入り込む雷です。

 

銅板屋根と落雷

お寺の屋根でよく使われる銅は電気伝導が良い素材ですが
だからといって、落雷がしやすい分けではありません。

雷は最寄りの電位差の低いところへ流れ落ちるので、
針状のものが落ちやすくなります。
ですので、銅板の屋根よりも木など高いとがった物の方が
落ちやすくなります。

お寺などは大きな木がある場合が多いので、
避雷針の役割にもなります。

高い木や建物がない場所に銅屋根がポツンとある場合は、
避雷針などを設置して落ちる場所を誘導することも可能です。

 

避雷針 又は受雷針

避雷針とは、建物を落雷から保護するために
雷を呼び込み、地面へと流すことで建物などへの被害を防ぎます。

防護範囲を広くするために、避雷針だけでなく、
棟上げ導体などを併用する場合もあります。
大きな屋根で避雷針だけでは防げない場合は有効です。

落雷対策は新築でなくても既築にも設置可能です。
もし伽藍をご覧頂き、避雷針になりそうな木がない、
落雷が不安、という場合はお気軽にご相談下さい。

 

雷にまつわる小話

よくドラマなどで、幽霊などが出ると、
かんべんして~という意味合いで
「くわばら、くわばら」
と使っていますが、実はくわばらは雷除けのおまじないだそうです。

太宰府に流された菅原道真が憤死して雷神と化し、
復讐をしたと言われていて、
道真の故郷「桑原」だけには雷を落とさなかったそうです。

怒られることを雷がおちると言われるようになり、
勘弁して下さいという意味で
くわばらくわばら…と使うようになったそうです。