ハイブリッドチタン屋根

カナメでご紹介させていただいていますチタン屋根ですが、他の屋根材と組み合わせて施工することも可能です。

チタンオール葺きに比べて下記の様なメリットがあります。

・チタンオール葺き比べてコストを抑えられる

・瓦の彫刻などデザイン性の自由度が増す

 

瓦とチタン

本瓦葺きの場合、雨の流れは谷瓦に集中します。

更に瓦の釉薬が流れだすため、その分谷瓦の部分は山瓦よりも劣化しやすくなります。

傷みやすい谷部だけ金属にしたいという場合、
高耐久のチタンは最適です。
瓦の釉薬が流れても腐食の心配がいりません。

また、コスト面でも
「すべてチタンに葺き替えるのは費用がかかる」
という方にはコストが抑えられる瓦とチタンの組み合わせがおすすめです。
劣化しやすい谷瓦だけをチタンに葺き替えは、
全面チタンよりも、コストダウンを可能にします。

色も瓦と同じいぶし色なので組み合わせても違和感がありません。
また、山瓦は元の材料を再利用できますので、費用を抑えられます。

 

銅板と瓦

ちなみに「チタンと瓦」は周辺に影響がないのに対し、
「銅板と瓦」はあまりよくありません。
瓦の釉薬溶け出しにより銅板が影響され
また、瓦の谷の部分から同じ場所に雨水が流れる事から雨樋などが腐食してしまうケースがあります。

右の写真は瓦屋根に銅板の雨樋を使用した時に
腐食し穴が空いてしまった写真です。

また瓦と銅板は色や質感も異なってしまい、
意匠性が良くありません。

これらのことにより、瓦とあわせて施工する場合はチタンが最適の金属ではないでしょうか。

 

瓦の意匠とチタンの耐久性を活かす

軒先や棟、鬼など複雑な彫刻を施したい場合など
チタンではプレス加工が難しい部分を
瓦で施工することによりデザイン性が増します。

耐久性が必要な所は“チタン”

より細かな意匠性を出したい所は“瓦”

と、部位毎に適した素材を選ぶ事が出来ます。

 

 

地震対策にも有効

瓦屋根の場合、建物の重量の約8割を占めると言われます。
それを軽くすることにより、地震の際の揺れが軽減できます。
オールチタン葺きの場合は、13分の1に軽減できますが、
瓦と合わせたハイブリッドチタンの場合でも、
重量を瓦の3分の1に軽減することができます。

 

すべてチタンに葺き替えるともちろん超軽量になりますが、予算やデザイン性の問題ですべてを選択することが難しいケースがあります。
そのような時は、チタンを望まれるすべてのお客様が
ベストな選択になるようにハイブリッドチタンのご提案を行って参ります。

 

ちょっと寄り道

ハイブリッドって???
英語では「hybrid」。
「異なった要素を混ぜ合わせたもの・組合せたもの」または、「雑種」
という意味だそうです。
猪と豚から生まれたイノブタなど、主に動物の掛け合わせから生まれた品種など
生命のあるものに関する言葉や概念でしたが、
それがハイブリッドカーなど2つの機能を組み合わせた制作物にも
使われるようになったそうです。