雨樋について

雨樋は屋根に一箇所に集約して、地面に落とす仕組みです。
ご本堂の向拝部分ですと、特に、参拝された方が雨に当たらないようにする
気遣いの部分でもありますね。

ご本堂に雨樋を設置するかどうかは様々な意見があります。

ご本堂の正面に樋を付けてしまうと存在感が出てしまうため、
意匠性を考えて取り付けないという選択もあります。

取り付けないと参拝者に雨が当たってしまう。
木が多くある境内ですと、
雨樋に落ち葉が溜まってしまう可能性があります。
溜まった落ち葉は、雨の通り道を妨げ、雨水が想定外の位置で落ちてしまったり、
溜まった落ち葉や木の実が発芽してしまう場合もあり、美観性を損ねてしまいます。

 

雪が多く降る地域ですと、積雪により、雨樋が破損してしまう可能性があります。

内樋

「内樋」という選択肢もありますが、
構造が複雑になりますし、
ご本堂の屋根にぽっかりと穴があいているように見えてしまう場合もあります。
御寺院様の軒先は、勾配が緩くなっているため、
雨が溜まりやすいというリスクもあわせ持っています。

樋を取り付けるタイミング

樋を取り付けるのは、屋根工事と同時が一番ベストです。
屋根工事が終わってから取り付けるとなると、
さらに足場代がかかってしまいます。

工事を提案する際も、
このような、メリットとリスクを鑑みてご提案させて頂きます。

ちなみに、樋の素材も屋根材同様に様々あり、
ステンレス製、アルミ製、銅板やチタン製もありますし、
住宅用で主に使われるものはガルバリウム鋼板製や塩化ビニール製です。