提灯(ちょうちん)のお話

今回は社寺建築とは離れ、
提灯(ちょうちん)の事をご紹介させて頂きます。

提灯とは

岩波国語辞典(第七版 新版)によると

「 照明具の一種。割り竹を骨とし、それに紙や絹をはって風を防ぎ、中にろうそくをともすようにしたもの。しまう時にはたためる。種類が多い。」

、とあります。

日本では室町時代ごろに、中国大陸から伝わり、安土桃山から江戸時代にかけて日本独自の進化を遂げながら急速に普及したとされています。
特に江戸時代には、安価で丈夫、しかも持ち運びがしやすい「小田原提灯」が誕生し、庶民から御奉行様まで江戸の一大ヒット商品となったそうです。

 

日本の風物になくてはならない、提灯

現代では、提灯は照明器具として使われることはほとんどありませんが、
「暗きを、明るく照らす」とのことから、

魔をはじく

正しく導く

との意味で、法事やお祭りなど、日本人の生活・伝統行事にはなくてならない名脇役です。

 

前述に「種類が多い」とあるように、
大きさ、形状など多岐にわたり、様々なシーンで使われています。

寺院では、成田山や浅草寺の山門に吊されている「大提灯」をはじめ、
お盆に用意するご先祖様をお迎えするための「盆提灯」。

 

神社では、神前備える御神灯(御神燈)

 

庶民文化では、お祭りや運動会の提灯
居酒屋さんや、焼き鳥屋さんの「赤ちょうちん」もお馴染みですね。

そのほかにも鼻提灯・・・、は違いますね。

 

また、提灯自体にも神社仏閣の落成時の特別な物や寄進された物など、
様々な方の想いが込めれている物も多くございます。

カナメでは建物本体の建築だけでなく、
このような提灯吊り台なども、お納めさせて頂くことがございます。

 

定型の建物だけでなく、
このような一点物の制作なども、気軽にご相談下さいませ。