歴史を刻む、棟札

棟札(むなふだ、むねふだ)とは
社寺建築や民家などにおいて、その建物の建築・修繕等の記録として、
棟木(むねぎ)・梁(はり)などの建物内部の高所に取り付ける
木の札のことです。

形は、上部が駒形の五角形。
記載される内容は、年月日やご住職名、工事業者(大工・棟梁など)、
工事の目的・工事名(新築や遠忌改修など)、当時の建設委員と多岐に亘ります。

設置する場所は、棟木に打ち付けます。
普段、目にすることがない場所のため、
月日が経つと、その存在は忘れ去られてしまうこともしばしば。

このような棟札は、御寺院様・お施主様にとっても、当社にとっても、
とても貴重な資料となります。

雨漏り調査・損傷調査のために、小屋裏に上がらせて頂いた際に
発見する場合もあります。
その際は、いつ、どんな工事を行ったかが書かれていれば、今後の提案に参考になります。

棟札の書き方は、その御寺院様や宗派、地域によっても変わります。
棟札の起源は鎌倉時代、岩手県の中尊寺の保安三年(1122年)のものが現存最古とのことです。
残念ながら、文字が不明瞭で読み取れないそうですが
当時の人々は、どんな祈りを込めて棟札を用意し、納めたのでしょう。
歴史のロマンを感じるところです。

 

当社でも、新築工事、改修工事ともにご要望により納めさせて頂きます。
工事を担当させて頂きましたら、
自分たちの仕事が今後何十年にもわたり後世に語り継がれていくことでしょう。

重大な責任と受け止め、
ご住職様をはじめ、寺族の皆様やお檀家様に喜んで頂けるような工事を心がけて参ります。