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2017.06.13 【お知らせ】浅草寺様五重塔 チタン成型屋根工事完了

2017.06.13 【お知らせ】浅草寺様五重塔 チタン成型屋根工事完了

 株式会社カナメ(本社:栃木県宇都宮市 社長:吉原 正博)は、金属素材の最高峰である軽量・高耐久のチタン成型瓦をもちいた浅草寺様(東京都台東区)五重塔の屋根葺き替え工事を完了致しましたことをお知らせいたします。設計・施工:清水建設株式会社、チタン材開発製造:新日鐵住金株式会社のもと、チタン屋根の開発・製造・施工を弊社カナメが行いました。
 
 浅草寺様 五重塔は昭和48年(1973年)に再建された建物で、葺き替え前は屋根はアルミ合金瓦を使用していました。再建から44年が経過し、既存アルミ合金瓦に点錆や軒先の一部に歪みが発生しており、東日本大震災では相輪の先端飾りが落下する被害に見舞われました。 屋根工事にあたってはすでに浅草寺様 宝蔵門(2007年5月完工)、本堂(2010年11月完工)で実績のある チタン屋根「チタン カナメ段付本瓦葺き」が採用されました。

 現在の金属屋根材で最も耐候性のあるチタンを使用することにより、酸性雨や潮風などの環境影響をほとんど受けません。意匠性に関しては、過去の本堂のチタン屋根工事においても素材色に微妙な濃淡違いを3種類用意し、それらをランダムに配置することにより瓦屋根特有の「色むら」を再現していましたが、今回のチタン材は配色をより「いぶし瓦」に近づける改良を施し、美しさを追求した工事となりました。

「チタン カナメ段付本瓦葺き」は平成19年(2007年)には『第2回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞』、金属素材美的評価賞『大谷美術鑑賞』など数々の賞を受賞致しました。

  • 平成29年5月現在の浅草寺様五重塔の様子です。
    塔部分の足場が外れ、生まれ変わった五重塔がお目見えしました。
    浅草寺様の宝蔵門・本堂・五重塔とチタン瓦に変わりました。
  • 工事前の五重塔の様子です。
    浅草寺様五重塔は昭和48年(1973年)に再建された鉄骨・鉄筋コンクリート造りの塔です。
    築後40年以上が経ち、土瓦風のアルミ合金瓦の傷みが目立ってきておりました。
  • 平成28年5月から足場が組み立てられました。
    下から順に組み立てられ、ステージは5層ですが足場階は18階まであります。
    職人はこの階段を毎日最低3往復していました。
  • 築後40年以上が経ち、土瓦風のアルミ合金瓦に点錆や軒先の一部にゆがみが発生しておりました。
  • アルミ瓦を一枚一枚外します。
    この工程だけでも、のべ3ヶ月程掛かりました。
  • ルーフィング(防水シート)を敷き、その上にチタン瓦を葺くための木下地を敷き詰めます。
  • 今回の改修工事はカナメの40代の技師長を筆頭に
    20代・30代の若手板金職人も活躍しました。
    チタン瓦を一枚一枚丁寧に施工していきます。
    チタン瓦の総枚数は約57,000枚にも及びます。
    屋根が青いのは、チタン瓦を保護するためのシートです。
  • 工事中は、元請けの清水建設のもと、ご住職達も現場にご案内しました。
    このように屋根を軒先から間近に見られるのは工事中の醍醐味です。
  • 隅棟部に鬼瓦を取り付けました。
    今まで使用していたアルミ製の鬼瓦を修復して再利用しました。
  • 屋根工事も完了間近。
    こちらは五重塔の一番上の5層目の様子です。
    チタン屋根の保護材の青いシートも取り除かれました。
    3色のチタン瓦を使用しいぶし銀の瓦の風合いを出しています。
  • 元請けの清水建設が、相輪の再設置を行いました。
    東日本大震災では、先端飾りが落下する被害に見舞われました。
    今回で元の姿に復元されました。
  • 相輪取付のための足場が掛かっていたため、
    部分的に残されていたチタン瓦を取付け、完成させます。

下記写真をクリックすると、上記写真が切り替わります。


以前の浅草寺様宝蔵門・本堂のチタン屋根改修工事レポートやチタン瓦開発秘話もあわせてごらんください。